近年スパイスカレーブームが加熱しており、スパイスカレーの店舗は一気に増加中です。Googleマップで「スパイスカレー」で検索すると、近隣でも店舗が増えてきているのが分かると思います。また、スパイスを集めて、自分でスパイスカレーを作るという人も多くなってきています。
私もスパイスカレー作りを趣味としている人間の1人なんですが、最初は実は上手くいかないことがあります。せっかく作ったのに、「アレ??」と思うこともしばしばありました。
失敗例としては・・・
・スパイスカレーが美味しくない
・スパイスカレーがまずい
・スパイスカレーが苦い
・何だか物足りない
・ボンヤリとした味がする
・味が薄い
こんな感じです。
なんでこうなってしまうのか。
スパイスカレーが美味しくない、まずい、苦い、物足りないとなってしまう方への対処法を紹介します。
スパイスカレーが苦い原因
まず明確なのが、
スパイスカレーが苦いとなってしまっている原因です。
原因として考えられるのが・・・
①スパイスを入れすぎている
②玉ねぎ炒めに失敗している
この2点である可能性がかなり高いです。
詳しく紹介していきます。
スパイスを入れすぎて苦くなっている
当たり前ですが、スパイスは香りづけとして使用するのが目的です。
なので基本的には味がなく、苦味があるものも多いです。スパイスを大量に入れたからと言って、カレーの美味しさが爆発するわけではありません。むしろ不味くなります。なのでテンションが上がってもスパイスの量は程々にしておきましょう。
分量を間違えているか、
調子こいて入れすぎているかのどちらかです。
スパイスカレーを作ろうとしている人は、大体何かのレシピを見て作っている方が多いと思うので、スパイスが多すぎるという失敗は多くないはずです。まずはレシピ通りに作れば、スパイスの苦味を感じることはないと思います。
ちなみにスパイスを買うなら、楽天で「大津屋」がおすすめです。
玉ねぎ炒めに失敗して苦くなっている
スパイスカレー作りに、飴色玉ねぎは必須です。
ですが、この飴色の玉ねぎ作りって、実は結構手間感があるし、失敗にも繋がりやすいのです。失敗っていうのは、つまり「焦がしてしまうこと」です。飴色にするのと、焦がしてしまうのは全く別の現象です。
玉ねぎを焦がしてしまう原因
・時間を短縮しようと強火にして焦げる
・フライパンのテフロンが死んでいる
・しっかりと混ぜることができていない
飴色玉ねぎと焦げた玉ねぎの違い
両者は全く異なります。
意識しながらフライパンで焼いていきましょう。
飴色の玉ねぎ・・・
いわゆるメイラード反応。
カレーに旨味やコクを出してくれます。
焦げた玉ねぎ・・・
ただの苦味しか生まれません。
飴色玉ねぎ作りは、
スパイスカレー作りの土台なので、
焦がさないことが重要です。
スパイスカレーが苦いときの対処法
スパイスカレーが苦くなる原因が・・・
①スパイスの量が多すぎる
②玉ねぎ炒めに失敗している
という2点でした、それぞれの対処方法について紹介します。
スパイスの量が多すぎる場合
スパイスの量が多すぎる場合には水分の量を追加しましょう。
カレーに入れる水分は、
①水
②牛乳
③ヨーグルト
④ココナッツミルク
⑤生クリーム
この辺りがセオリーです。
既に使用している水分と塩を追加することで苦味が緩和されると思います。
ちなみに①→⑤にかけて、
少しずつスパイスカレーのコクが強くなります。
玉ねぎを焦がさないために
とにかく混ぜる
焦げる前にしっかりと混ぜましょう。
焼き目の偏りが焦げにつながります。
強火にしない
慣れてきたら強火でやっても良いですが、慣れないうちは中火でやることをおすすめします。ただ、火を弱めれば、それだけ時間を要するので根気が必要です。強火でやっても10分から15分程度は時間を要します。
水を差す
焦げは水分がなくなった状態で発生します。水分がなくなった状態にすることでメイラード反応が生じるので、逆行していますが、実は効果的です。強火でやってフライパンに焦げ目が付き始めても、水を少量追加することで焦げにくくすることができます。ただ、熱いフライパンに水を差すとテフロンが死んでいきます。
私も実践している方法です。
死んだテフロンは捨てる
焦げやすいフライパンは捨てましょう。
テフロンの死んだやつなど未練は不要です。
スパイスカレーが美味しくない(まずい)原因
次は焦がしていないのに、
「何だか美味しくないなぁ、まずいなぁ」という場合です。
塩不足
ズバリ言うと、
美味しくない理由は「塩不足」です。
塩不足!!
スパイスには香りだけで、味はありません。
つまりスパイスカレーの味を決めるのは「塩」です。
「味がボンヤリしている」という場合は塩だと断定して大丈夫です。
出汁が多すぎる
味がボンヤリしている場合は塩不足が原因でした。
味が濃すぎる、何だかエグ味がある場合については、出汁が多すぎることが原因です。
基本的にスパイスカレーに出汁は不要です。塩味だけで充分だからです。関西のスパイスカレー文化としては、出汁を使うこと店舗もあるようですが、初心者は出汁を使わない方が良いです。味が濃すぎるように感じたり、エグ味のような感じ方をする可能性があるからです。
私は一度わざわざ貝で出汁を取ってカレーを作ったことがありましたが、苦労して時間を掛けたわりには、無くても良かったなと思う程度の完成度でした。スパイスカレーに出汁は活きにくいのです。シーフードのスパイスカレーを作って、塩で味付けする方がよっぽど美味しく出来上がります。
出汁を完全否定しているわけではないです。
少量の出汁は使いようです。
ちなみに、牛乳・ヨーグルト・ココナッツミルク・生クリームを入れていれば、基本的にはコク不足にはなりません。もしコクがないと感じるのであれば、牛乳をヨーグルトやココナッツミルクに変更してみるなど、よりコクが出るものに変更してやってみましょう。カシューナッツを砕いて入れるのもありです。
スパイスカレーが美味しくない(まずい)ときの対処法
カレーが美味しくない、
まずい理由は2点の理由が考えられると言及しました。
①塩が不足している
②出汁が多すぎる
塩の適切な使い方を知る
飴色の玉ねぎを作る際に塩は入れておきましょう。
小さじに1杯で大丈夫です。
玉ねぎに塩をまぶすと、
メイラード反応を加速させられますよ。
醤油・ナンプラーを使うことで、塩分を追加することもありますが、最終調整は完成直前に少しずつ塩を足して味の調整をすることが重要です。塩が少ないとボンヤリとした味になってしまいますが、食べるときに塩を追加して食べることもできるので、やや少なめくらいで良いでしょう。
肉に下味をつける
下味なしでも作れますが、
下味をつけた方が肉は美味しくなります。
ヨーグルトやスパイスと共に塩で2時間くらい下味を付けておくのがベストですが、準備ができていなければ直前に肉に塩をまぶしておくだけでも大丈夫です。完成直後だと、肉に味が行き届いていないので美味しく感じない可能性があるので、しっかりと肉にも味を付けておきましょう。
スパイスカレーに限らずですが、
「肉には下味」基本ですよね。
出汁は使わない
慣れない間は出汁は使わないでスパイスカレーを作りましょう。
レシピを見ずにスパイスカレーを作れるようになってきたら、少しずつ出汁を使ったスパイスカレーに挑戦してみても良いかもしれません。キーマカレーに鰹出汁を追加して和風っぽい味にしてみたり、スープカレーにコンソメを追加してみても良いでしょう。
基本的にはスパイスカレーに出汁は不要です。
中級者以上になってきたら、少しずつ手を出してみましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
スパイスカレーが美味しくない(まずい、苦い)ときの理由と対処方法を紹介しました。
スパイスカレーが苦くなる理由
①スパイスを入れすぎている
②玉ねぎ炒めに失敗している
スパイスカレーが美味しくない理由
①塩が不足している
②出汁が多すぎる
上記をクリアすれば、
美味しくないスパイスカレーは脱出できます。
スパイスを購入するなら、
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また、以下のブログでスパイスカレーを趣味にする具体的な方法と、簡単なレシピ、そもそもスパイスカレーを趣味にするってマジで最高なんだぜっていうことを紹介しています。参考にしてみてください。
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